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2008年6月の14件の記事

2008年6月 6日 (金)

足尾の木々が2㍍を超えました

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 3年前に植えたミズナラの樹高が2㍍を超えました。コナラやカツラ等も2㍍に届くまでに大きくなりました(写真は5月26日に撮影)。面積3千平方㍍ほどの地に植えた3650本の木々は、大地にしっかりと根を張りめぐらしているようで、幹の伸びが早く感じられます。すでに草刈りの必要は無くなり、この草も樹木とともに命の森をつくりだしています。この小さな森にある階段を登ってみると、爽やかな風とともに木々たちの元気な葉音が聞こえてきます。暫く立ち止まっていると、この2年間の寒い中での食害防止作業と真夏の草刈り作業の苦労が吹っ飛びます。木に命を吹き込んでくれたみなさん、時間がありましたら木々のささやきを聴きに来て下さい。
 「森びと広場」のある苗床には、昨年10月に蒔いたドングリが新芽を出しました。昨年までの発芽率は20%程度でしたが、今年は50%を超える勢いです。昨秋、大雨の中でドングリを蒔いてくれた皆さんに感謝しています。とても嬉しいことですが、事務局員にとっては大変な作業が待っているので、忍耐が求められます。今月から苗分け作業をはじめています。
 1個のポットに芽吹いた2~3本の苗木は、1ポットに1本植え替えられます。12㌢程の小さなポットに混ぜ合わせた土を入れ、そこに苗木を植えて、根をポット内に充満させます。赤ちゃんの腕を触るような感じで苗木をポットに植えます。神経を使う大変な作業ですが、事務局員は毎日、少しづつ小さな命を丈夫で元気な命に育てます。ホームページで苗分け作業のボランティァを募集していますので、時間のある方はご一緒しませんか
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2008年6月 3日 (火)

できることをやりきれたその善意に感謝

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 極酸性土壌で植樹をおこなうにはお金がかかります。国有地でありながら、旧松尾鉱山が残した負の自然を、どうして善意とボランティァによって命の森に生き返らそうとしているのかと、疑問がわきますが。児童たちやその先生、親子のみなさん、あるいは盛岡農業高校の先生と生徒たちの顔には期待感が感じられました。また、参加してた250名もの皆さんたちの顔にも充実感が漂っていました。期待感や充実感を感じとった事務局とスタッフ、サポーターのみなさんは、前段の苦労がなかったような言葉と笑い声を発していました。
 みちのく事務局に問い合わせをして参加してくれた女性は、半年前に横浜から八幡平市に引っ越してきた方でした。植樹会場に行くにもその手段がないというので事務局はこの女性を送り迎えしました。この女性は感謝の意を込めて、当日、植樹会場の事務局に軍手を届けてくれました。
 黒土を提供してくれた方は、岩手県立前沢養護学校の先生です。森びとのホームページを観て、「黒土が必要だというのであれは、実家は八幡平市だ必要な分だけ運んでください」と、言ってくれました。この先生の友人である森びとインストラクターの及川さんの話では、この先生も退職後には森づくりに参加したい、と言っているそうです。
 ここ旧松尾鉱山跡地周辺は別荘地と牧場が目立ちます。この地に山荘を持っている元JRの方は、準備作業に汗を流すJR東労組の組合員のみなさんの宿泊場として、この山荘を自由に使わせてくれました。その上、この方は前段作業にも協力してくれました。美味しい山菜やお酒もご馳走になったと聞いています。
 誰もが地球はおかしくなっている、と感じていますが、感じているばかりでは地球の危機を救うことはできません。机上の議論や国益や企業の利益優先では地球は益々おかしくなってしまいます。おかしいと感じて、できることをやろうと集まったのが「第3回八幡平ふるさとの森づくり」でした。“山と心に木を植えました”みなさんに感謝です。

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2008年6月 2日 (月)

森づくりから広がる人の輪

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 地下50㌢掘ると酸性度がpH4以下の国有地に命の森づくりが始まりました。場所は岩手県八幡平市にある旧松尾鉱山跡地・元山堆積場。ここに約250名のボランティァが参集したのが、小雨模様の5月31日の土曜日。
 二年前に地元の平舘小学校の子ども達と校長先生が拾って蒔いたトチノキやクリの苗木等を植えました。当日は、その子ども達と校長先生も参加しました。また、地元の建設関係の工場長と社員とその家族のみなさん達が、100年先の命の森づくりに挑戦しました。
 9種類の苗木は20㍍×4㍍の大きさに作られた場所5カ所に植えました。極酸性土壌での植樹であるためこの場所は、深さ50~60㌢の穴を掘り、この穴に木の皮・バーク肥料・黒土・ホタテ貝の粉・黒土、さらに掘った土を混ぜ合わせ、盛土にしました。
 酸性土pH6程度の黒土は4㌧トラック約50台分、バーク肥料はダンプ1台相当の量でした。この木の皮、黒土、バーク肥料は岩手県内の心あるみなさんからの提供でした。また、重機とその操縦者もボランティァで植樹場所は作られました。一週間以上かかった命の森づくり準備作業の中心は、JR東労組のみなさんが汗を流して行ってくれました。
 こうして第3回八幡平・ふるさとの森づくりは、人と物と心の提供があって、2100本の苗木に命の息吹を吹き込むことができました。多くの皆さんの心ある支援とボランティアに心から感謝します。当委員会は、参加されたみなさんの自然環境と人の命を大切にする願いを、旧松尾鉱山跡地から大きく育てていきます。
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2008年6月 1日 (日)

森びとたちがブログを始めました

森びとプロジェクト委員会を応援してくれているみなさん。ホームページ更新を1ヶ月以上もせずに申し訳ありませんでした。
情報開示の充実に向けて編集と発信環境を整えていますので、もうしばらく時間をください。
なお、新しく森びとたちのブログを開設しました。“山と心に木を植える”活動を発信していきます。よろしくお願いします。

森びとプロジェクト委員会のホームページはこちらをご覧ください。

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